着物 買取

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予想外に難しい着物の買取

着物買取はブランド品と違って、国宝級の作者であっても一般には名前が知られておらず、またその作りも高級なお品ほど人に合わせて作製しているために規格品とは違う扱いにくさがあります。久保田一竹の訪問着でさえ、買取のための準備を整えて、適切な買取のお店を選ばないと、正当な価値が認められず下手をすると数万円程度にしかならないこともあります。着物の買取では整えるべき準備を整えて、しっかりとした知識と鑑定眼を持ったお店に対応してもらうことが必須です。ここでは、着物の買取で損をしないために、整えるべき事項と査定力を持ったお店の選び方について解説いたします。

買取

買取店

ここでちょっと想像してみてください。ブランド品の買取だとコメ兵や大黒屋などが頭に浮かびますが、これらの買取店では着物は扱っていません。もちろん充分な真贋判定力を持った査定員がいますが、着物はバーキンなどのように、「何が本物か」がハッキリしているので、それほど広範な知識や眼力を必要とはしません。

一方、着物となると話は違ってきます。基本的に着物は一点ものであるため、正解のデータが無いと言って良いでしょう。このため、ブランド品なら幅広く扱っている買取店でも着物は扱えないのが現状です。着物の有名な作者となると、ざっと思い浮かべただけでも、久保田一竹、木村雨山、喜多川平朗、小宮康孝、玉那覇有公、上野為二、与那嶺貞、中村勝馬、北村武資、古賀フミ、宗廣力山、山田貢、平良敏子、志村ふくみ、森口華弘、田島比呂子、由水兄弟、青木滋芳、川島甚兵衛、伊達弥助・・・。それらの作風や作製時期の特徴まで把握している買取屋さんでないと、正当な価格は出せないことがお分かりになると思います。

着物

着物と洋服の違い

着物の特徴は洋服のようなサイズが無い点です。すべての丈を着る人に合わせて仕立てる為、S,M,Lのように標準化されておらず、高級品ほどピッタリ合わせているため、売りにくい面があります。洋服は華やかさや美しさを追求していますが、着物では芸術的側面が大きいことも特徴です。つまり芸術がわからない人にはその価値はわからないのです。ある意味、着物は骨とう品との共通点が大きいと言えます。

着物の買取で証紙は必須

証紙は作者だけでなく、その着物の産地や品質を証明する重要な証明です。この証紙が無いと血統書の無いワンちゃんと同じで、正当な評価が受けられなくなってしまいます。証紙は端切れと一緒に、たとう紙に入っていますから必ず確認しましょう。もし証紙が見つからない場合は、買ったお店に連絡してみるか、織物工業組合に問い合わせでみると良いでしょう。着物の買取では、まず証紙が大切だということを意識して下さい。産地で言えば、加賀友禅、京友禅、越後上布、薩摩絣、丹波布、結城紬などは高い買取価格がつきやすいようです。また、訪問着がもっとも高い査定を受けやすく、買取価格では振袖、紬、留袖、小紋、帯の順になります。

やはり強い人間国宝の着物

 同じ着物でも、人間国宝の作品はやはり買取査定が異なります。人間国宝作の着物以外にも、工芸会、国画会の有名作家の着物、老舗呉服屋の仕立物なども高額になるケースがありますが、やはり人間国宝の作品は群を抜いています。とはいっても、人間国宝も北村武資、森口華弘、六谷梅軒彫、中村勇二郎、玉那覇有公、福田喜重など多くの人物がおり、その作風や作成時期に精通している買取専門店でないと価値をわかってもらえません。人間国宝の作品では多くの商品の取り扱い実績が豊富な買取店を選ぶようにしましょう。

着物で重要な生地の質

もちろん著名な作者の作品の価値は非常に大きなものですが、買取では生地の質が非常に重要になります。まず、正絹かどうかをチェックしましょう。ウールや化学繊維の場合、買取で高い金額は付きにくいので、買取で処分するときのことも考えて、買うときに正絹の着物を選ぶと良いでしょう。

買取で有利なサイズ

着物の場合、あまり小さいと仕立て直しが利かないため、高い値段がつきにくくなってしまいます。親から譲り受けた着物を仕立て直すときには、身丈で160cm以上、裄丈で65cm以上は保つようにしましょう。買取はあくまで次に着る人のニーズがあるから成立するのですから、小さくしてしまうと着れる人が限定されてしまうため、期待するような結果にならなくなってしまいます。

着る予定のない着物は早めに買取に出すことが重要

着物の買取では10年以内がひとつの目安になります。着る予定の無い着物を箪笥にしまっておいたのでは、価値が下がるばかりでなく、虫食いやシミなど買取で不利になる事象が発生するだけです。防虫剤を入れておいても、色落ちやシミが発生したのでは本も子もありません。また新品や仕付けがついた未使用品は当然価値が高く扱われます。人間国宝など、よほどの作家の作品でない限り、着る予定の無い着物は早めに買取で処分することが重要です。